2019-10-26 心について 彼からの電話を心待ちにしなくなった時、私は幸せなのかそうじゃないのかよく分からない。 朝から雨が降っていて、気分が良くなかった。 学校終わりの空は晴れだった。 駐輪場にある大きな木の下に一人でいた。 強く風が吹いて大きな木が揺れて、葉っぱのしずくが落ちた。 だから私にだけ、もう一度雨が降った。 私の心模様を空は全部知っているような気がした。